口腔ケアで発症率が大幅に減少
しかし、インフルエンザウイルスと歯周病菌の関係を知れば、対策はシンプルです。まずは歯周病菌に「隠密」行動をさせないこと。つまり歯周病対策することです。
この対策の効果の絶大さはデータで裏付けられています。
実際に高齢者を対象とした研究で「専門家による口腔ケアを定期的に受けた場合、インフルエンザの発症率が10分の1に大幅に減少した」というデータが報告されています。
これは口腔ケアが単に「お口の清潔さ」を保つレベルではなく、「インフルエンザウイルスへの抵抗力を高めた」という全身の健康とQOL(生活の質)に影響を与えることを示しています。
特に、お仕事などで忙しい方や、免疫力が下がりがちなご高齢の方がいる家族の健康管理を担う方にとっては、これほど費用対効果の高い予防策は他にないでしょう。