役への向き合い方に変化

成宮寛貴さん

『死ぬほど愛して』では、表は愛妻家のエリートサラリーマンだけど実は猟奇的な殺人鬼という役を演じました。『死ぬほど愛して』の後に、同じく城定秀夫監督の映画に出演させていただいた時には、映画に合わせて10キロ減量しました。

お芝居は現場で感覚を思い出していきました。お芝居をした時、自分が思っている通りに見えず、ずれてしまうのがいちばんよくないのですが、そこまで大きなずれはなかったのかなと。「自分なりの型」をいい意味で忘れて、再び演技に向き合えたのは良かったと感じています。

成宮寛貴さん

役への向き合い方も変わりました。引退前は、現場でヘアメイクをしてもらって役の姿になった自分を鏡で見ることで、自然と役に入っていきました。当時とはスタイルを変えて、日々しっかりと役に入り込むお芝居に挑戦してもいいと思っています。

今は、俳優として生まれ変わったような気持ちです。第2章というより、第2巻。本が違う感覚です。芸能活動を再開して、様々な人の人生を生きるということにワクワクしています。

インタビュー後編 成宮寛貴が12年ぶりの舞台。「運命を感じた亞門さんとの再会。チャンスを見逃したくなかった」三島作品は「挑戦」

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【公演概要】 サド侯爵夫人
【作】三島由紀夫
【演出】宮本亞門
【出演】成宮寛貴、東出昌大、三浦涼介、大鶴佐助、首藤康之、加藤雅也<入場料金>
全席指定:税込11000円
U‐25チケット:税込み 6600円
<公演予定>
東京:2026年1月8日(木)~ 2月1日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMA
大阪:2026年2月5日(木)~ 2月8日(日)森ノ宮ピロティホール
愛知:2026年2月13日(金)・ 2月14日(土)穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
福岡:2026年2月17日(火)・ 2月18日(木)福岡市民ホール 中ホール
【公演情報】公式HP https://tspnet.co.jp/sade/ 
【企画製作】tsp(トータルステージプロデュース)