「変わり者」と思っていたけど




その後は、お互いの思い出話で夜更けまで盛り上がりました。笑い声が絶えず、気がつけば時計は深夜を回っていたのです。けれど胸の奥には、二度と戻らない過去を突きつけられるような痛みも残りました。
――もし母が、ほんの少しでも父方の親族を受け入れていたら。見えていた景色は、きっと違っていたのかもしれません。
ほかの連載




その後は、お互いの思い出話で夜更けまで盛り上がりました。笑い声が絶えず、気がつけば時計は深夜を回っていたのです。けれど胸の奥には、二度と戻らない過去を突きつけられるような痛みも残りました。
――もし母が、ほんの少しでも父方の親族を受け入れていたら。見えていた景色は、きっと違っていたのかもしれません。
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