「ジャンルが分かれていることは、決して悪いことじゃありません。越えることで新しいものが生まれるのなら、飛び越えること自体を楽しめばいい」

演歌の良さも改めて認識

1年8ヵ月という長いお休みから復帰するときは、少々緊張しましたが、温かく迎えていただけて本当に嬉しかった。復帰後は、「氷川きよし+KIINA.」として、また「氷川きよし」として、活動の幅が広がってきています。

11月にリリースした4年ぶりのオリジナルアルバムのタイトルは『KIINA.』。今表現したいことをすべてつめこんだ、何でもありのアルバムになりました。みなさんにも、楽しんでいただければいいなと思います。

26年、東京・明治座を皮切りに全国4都市を巡って上演する『氷川きよし特別公演』では、正統派の時代劇に挑戦します。

休養中に海外で生活したことで、日本文化の素晴らしさを客観的にとらえられたことが、公演に繋がりました。長い間氷川きよしを応援してくださっている方のなかには、時代劇を待っておられた方が多いはず。その気持ちに、しっかりとおこたえしたいです。