78歳の誕生日。ぬいぐるみに囲まれて幸せそうな大和田さん(写真提供:大和田さん)

僕とぬいぐるみとの出会いは、もうずいぶん昔。30年ほど前にさかのぼります。1994年にアニメ映画『ライオン・キング』の日本語吹き替え版で、主人公・シンバの父親であるムファサの声を担当したのですが、その際に関連グッズがたくさん発売されました。

僕も役を演じたご縁でぬいぐるみをいただいて、それを機に自分でも買うようになったんです。可愛らしいし、何より自分が携わった作品で愛着もありましたから。集めたものでジオラマを作ったりもしましたね。

その後2003年に、テレビアニメ『アストロボーイ・鉄腕アトム』で天馬博士の声を担当。僕は昔から『鉄腕アトム』が大好きで、ある番組に出たときにアトムのピンバッジを胸元につけていたんです。それを見た手塚プロダクションの方が、僕に声をかけてくれました。

天馬博士は原作では冒頭に登場するアトムの生みの親なので、少しの出演かと思いきや、この作品ではメインキャラクター。放送は1年続き、日本を代表する声優の方々と共演することができて、夢のような仕事でした。

そして当時、やはり関連グッズが発売されまして。ぬいぐるみのほか、天馬博士の大きなフィギュアも記念に購入しました。高価なので躊躇したものの、子どもたちが「慣れない声の仕事を1年間頑張ったご褒美だから」なんて言うので、調子に乗って買っちゃいましたね。(笑)

この2作品のぬいぐるみだけでもものすごい数になりましたが、当時はただ飾って眺めているだけ。一緒に出かけて写真を撮り、その写真をSNSに投稿するようになるとは、夢にも考えていませんでした。