健診の空腹時血糖値では糖尿病は見つからない!?
そもそも糖尿病は、瞬間的な血糖の状態を測る「空腹時血糖値」だけで判断できません。空腹時血糖値が基準値内だと安心する人も多いようですが、日本人の場合、それだけでは糖尿病を見逃してしまうことがあります。
日本人は、欧米人に比べてインスリンを分泌する力が弱いため、空腹時は正常でも食後に血糖値が大きく上がる「かくれ糖尿病」が多いからです。
食後の高血糖はやっかいです。というのは、自覚症状がほとんどないため、本人は健康だと思っている人が多いのです。
しかし実際は、毎食後に血糖値が急上昇し、そのたびに血管の内側が傷つき、動脈硬化が進んでいます。心筋梗塞や脳梗塞、腎不全といった合併症リスクが高まるのも、この見えない変動が積み重なるからです。
この食後高血糖は、糖尿病を発症する10年くらい前から始まっているといわれています。