「早期発見、早期対応」の時代へ
そのためには予備軍とは何かをはっきりさせる必要があるという発想が生まれ、ピーターセンによって示されたのがMCIという概念。つまりどこまでが根本治療の切り口になる認知症グレーゾーンなのかという基準が確立されたのです。
その後の研究によって認知症グレーゾーンのうちにしかるべき対応をすれば、薬を使わなくてもある程度の回復が見込めることがわかってきました。
こうして、認知症は「早期発見、早期絶望」から「早期発見、早期対応」の時代へと駒を進めることができたのです。
※本稿は、『認知症グレーゾーンは分かれ道』(興陽館)の一部を再編集したものです。
『認知症グレーゾーンは分かれ道』(著:朝田隆/興陽館)
「あれ?おかしいな」「とっさに人の名前がでてこない」
「もの忘れ」は認知症予備群。4年間の歩き方が運命を左右する。
認知症・老年医学の権威がわかりやすく「認知症グレーゾーン」(認知症の1歩手前)の歩き方を教えます。




