奥さん孝行
「今日さ、俺休みだから、赤ちゃんの面倒、俺が見とくから、映画観にいくなり、友達とランチ行くなりしてくれば?」
「えーっ、嬉しいけど、大丈夫?」
「まあ、大丈夫でしょ? とりあえず、泣いた場合どうすれば泣きやむか教えてくれる?」
「じゃあ、オムツの真ん中にこの黄色のラインが入ってるでしょ? この黄色が緑に変わったら、オムツ替えろのサインだから、ティッシュで拭いて替えてくれる?」
「うん。他は?」
「それでも泣きやまなかったら、ミルクが欲しいってことだと思うから、その時はこのミルクを40度くらいに温めて、飲ませてあげて」
「うん。他は?」
「それでも泣きやまなかったら、このおもちゃが好きだから、これをガラガラ鳴らしてあげると喜ぶと思うから」
「うん。それくらい?」
「そうだね、これくらいで大丈夫だと思うよ」
「オッケー、じゃあ行ってきなよ!」
「ホントにいいの?」
「全然大丈夫! じゃあ今日は家のことは気にしなくていいから、楽しんでおいで!」
「ゴメンねー、ありがとう!」
家内はちょいとおめかしをして出かけていった。
