トップに立つための能力を備えた人物だった

一方クルーズは、美しい外見が導いた運の良さでたまたまヒット作に恵まれただけで、褒められれば謙遜し、真面目な受け答えしかしないつまらない俳優。

彼をそんな冷ややかな目で見ていたのが、当時思春期の私であった。

『トム・クルーズの真髄 40年間トップに立ち続ける理由』(著:メラニー/星海社)

しかしクルーズは、運の良さでスターになったような俳優ではなかった。

フィジカルの鍛錬と、生まれ持っての俳優としての才能、人を喜ばせたいというサービス精神、ビジネスセンスと、どれをとってもトップに立つための能力を備えた人物だったのだ。