時代が変わっても、時が流れても通用する存在

マドンナは2018年、女性団体から賞を受けた時に「みんな私を問題児と言うけど、私の一番の問題行為は、ずっと消えないで居つづけた事」と言ったが、心だけでなく体中に響く言葉である。時代が変わっても、時が流れても通用する存在であること、通用するのみならず影響力を持つこと。マドンナのコンサートは、今でも発売と同時に売り切れる。

トム・クルーズの新作は、日本でもアメリカと同日公開される。日本で洋画が同日公開されるというのは、主演俳優の名前だけで劇場に客が足を運ぶことを意味する。デビュー当時から、主演作のほぼすべてが同時公開に近い扱いを受けて来た俳優はクルーズ以外にいない。

60代になって本当の意味で健在というのは、普通のタレントに出来ることではない。唯一無二の存在であること、誰もが目標にする、なりたい自分の完成形であること、それがマドンナとトム・クルーズなのである(ちなみに、どうでも良い話ですが、20代でした最初の結婚が短期間で終わっていたり、養子と実子の両方がいたり、60代になってからの恋人は20歳以上年下だったりと、ゴシップ的な私生活の変遷にもいくつか共通点があります)。

※本稿は、『トム・クルーズの真髄 40年間トップに立ち続ける理由』(星海社)の一部を再編集したものです。

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トム・クルーズの真髄 40年間トップに立ち続ける理由』(著:メラニー/星海社)

本書は、トム・クルーズの「俳優としての卓越性」「ビジネスマンとしてのプロフェッショナリズム」「人間性」という3つを軸として、29年間映画業界に従事し、片時も目が離せない対象としてその存在を追い続けてきた著者が、40年間トップの座に君臨し続けるトム・クルーズの真髄に迫ります。