(写真提供:Photo AC)
首都圏を中心に、新築マンションや中古マンションの平均価格の値上がりが続いています。管理費や修繕積立金も上がる危険がある中で、どのように「終の棲家」を見つけたら良いのでしょうか。今回は、不動産プロデュース業を展開するオラガ総研代表取締役・牧野知弘さんの著書『50歳からの不動産-不動産屋と銀行に煽られないために』をもとに、人生第2ステージを企画立案するうえでの<新しい家に対する考え方>について、牧野さんに解説をしていただきました。

現代の働き方は戦後から主流になった

本記事を読まれている方の多くがサラリーパーソンだと思います。私も都合20年ほど会社勤めをしていました。現代の働き手の多くは会社という組織に雇われ、会社の指示に従って仕事をする存在です。

あたりまえのように感じるかもしれませんが、こうした事務的な仕事を会社との雇用関係で行う働き方は、特に戦後から主流となったものです。

人類の歴史を振り返ると、縄文時代の働き手は狩猟する人です。一日中野原を駆けずり回って獲物をとってくるのが仕事。弥生時代は田や畑で農作物を育て収穫することが仕事。やがて貨幣経済が発達すると物品を売買することが仕事。産業革命期になると工場でモノを作ることが仕事。時代とともに主流となる働き方は変遷してきました。

現代のような事務的な作業を例えば朝9時から夕方5時までこなして給料をいただくという働き方は明治以降、特に戦後に主流となった働き方なのです。