豊臣秀吉・秀長兄弟のサクセスストーリーを描いたNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。今回は書籍『図解 豊臣秀長』をもとに、歴史研究者で東大史料編纂所教授の本郷和人先生に解説をしていただきました。本郷先生によると、「サル」のあだ名で知られている秀吉は、実際の肖像画を見るとあまりサルには似ていないそうで……。
「サル」というあだ名の由来
豊臣秀吉のあだ名といえば「サル」というのが一般的です。
申年の生まれだから、それに由来するあだ名という話が通説ではよく知られています。
しかし、秀吉が御伽衆(相談役)の大村由己に書かせた『関白任官記』によれば、秀吉が生まれたのは申年の天文5(1536)年ではなく、翌年の同6(1537)年、つまり酉年ということになっているので、秀吉は酉年生まれというのが現在では有力視されています。
「サル」というあだ名は、やはり顔がサルに似ていたためについたものと考えられます。