パートナーに求めるものは
浜野 炊事、洗濯、掃除の家事全般ですね(笑)。同居の猫と亀の世話も。(笑)
村山 監督と同世代で、家事いっさいを引き受けてくれる男性って貴重な存在ですね。
浜野 高校のときから子分だったから(笑)。村山さんにも“背の君”がいるじゃないですか。
村山 私は懲りないタチで(笑)、3回目の結婚相手です。彼は幼馴染の従弟で私より年下なので、彼がオムツを替えてもらっているときから見ているんですよ。
浜野 そんなに年下なの?
村山 はい。1人目の夫は私を精神的に支配しようとする人で、2人目はその反動で完璧なヒモ(笑)。で、今の彼は私から何も搾取しない男なのですごく安心できると言いますか。恋愛のヒリヒリ感はもうないけど、地に足がついた関係が心地いい。安心して自分の背中を預けられるので、小説を書くことに没頭できるんです。
浜野 そうそう、誰にも遠慮しないで1人でいられる時間がないと、私たちのような仕事ってできない。自分がやりたいことをやるために相手に気を使うような関係だったら、自分自身を生きる事なんか絶対に無理! 私は夫のことなんていっさい考えてないですよ。
村山 ハハハ! 私はまだまだ修行が足りません(笑)。今回の金子文子もそうですが、浜野監督の映画は私たちがあたりまえだと思っていることを思い切りぶち壊してくれるので、これからも勇気を出してぶち壊されていきたいと思います。
『金子文子 何が私をこうさせたか』
2026年2月28日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
100年前、日本の国家権力に全力で抗った虚無主義者/無政府主義者・金子文子は死刑判決から獄中での自死に至った。文子は1923年9月、朝鮮人の虚無主義者/民族主義者の朴烈と共に検束され、1926年3月、大逆罪で死刑判決を受けた。恩赦で無期に減刑され、栃木女子刑務所に送られたが、7月23日、独房で自死した。没年23歳。金子文子は、なぜ死んだのか?本作は、残された生の声を伝える短歌をもとに、これまで空白であった死刑判決から自死に至る121日間の、文子のたったひとりの闘いを描く。
出演|菜葉菜
小林且弥 三浦誠己 洞口依子 白川和子
結城貴史 和田光沙 鳥居しのぶ 咲耶 佐藤五郎 足立智充 贈人 浅野寛介 森了蔵 関根大学
巣山優菜 草野康太 伊藤雄太 紫木風太 小水たいが 藤本タケ 宝井誠明 荒木太郎 柳東史
/ 大方斐紗子 菅田 俊 吉行和子
監督|浜野佐知
公式サイト:kanekofumiko-movie.com
公式X:@tzzO2QuHIq10850

