現在発売中の『婦人公論』2026年3月号の表紙は、俳優のキムラ緑子さん。最近は仕事の合間を縫って、なるべく故郷の淡路島に帰るようにしているというキムラさん。88歳になる両親と、できるだけ一緒に過ごしたいと思っているそうで――。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影:浅井佳代子 構成:篠藤ゆり)
ここからが正念場
今年は1月2日から、『わが歌ブギウギ―笠置シヅ子物語―』の舞台に立ちました。笠置シヅ子さんはいつか演じてみたかった人物でしたので、お話をいただいてとてもうれしかったです。
でも、ハイヒールで歌って踊るのは想像以上に大変! 足や腰などあちこち痛くて、満身創痍です。
これまで年齢を意識したことはなかったけれど、やっぱり年相応ですね。
不思議なことに、舞台に立っている間はまったくしんどさを感じません。でも幕が下りた瞬間、現実に引き戻される(笑)。
昔、車いすで劇場に来て普段通りに演じている先輩の役者さんがいらっしゃったのですが、命がけで舞台に立っていらしたんですね。それがわかる年齢になり、ここからが正念場だと実感しました。
