【まだ悩んでたの!?】
【えー】
【うちの母親がはしゃいでたとき?】
【あったかなあ】
 
 いつの間にか、まだ、と言われるほど時間が経っていたのか。
 腕時計を確認すると、たしかに入店から一時間以上が経過している。そろそろ贈り物を決めないと、水泳教室のお迎えに間に合わない。
 ただ、舞子の真剣味が伝わったのか、祐司は先ほどよりも悩み、返信に時間をかけてくれた。
 
【あ、そうだ】
【ソフトクリーム】
【あまり甘いものを食べないのに、いつだったか、食べてて】
【デパートの屋上に、昔は遊園地があったじゃない?】
【俺と兄貴がゴーカートや汽車に乗っているとき、母親がニコニコしながらソフトクリーム食べてた】
【アイス系は好きだと思うよ。詰め合わせとか、贈ってみる?】