「ペット可」かどうかだけではなく費用や条件、入居者の逝去後の方針についても確認を
(まとめ)今回の調査では、ペットと長く暮らしたいと考える人が約8割にのぼる一方で、「ペットと入れる老人ホーム」があることを知っている人は4割未満にとどまり、強い需要があるにもかかわらず、情報が十分に届いていない実態が明らかになりました。
ペットと入れる老人ホームがあることの認知率が高まることで、年齢を理由にペットと暮らすことを自ら諦める、またはやむを得ずペットを手放してしまうことの抑止にもなりうると考えられます。また、ペットと入れる老人ホームはまだ多いとはいえず、その希少性に注目されがちです。しかし検討の際は、入居後の暮らしを具体的に確認し、行き違いを防ぐ視点が欠かせません。
まず費用面です。ペットを飼っていない入居者と比べ、入居一時金や敷金が上乗せされるのが一般的です。また清掃強化や臭気対策などにより、ペット用管理費が設定され、月額で数千円から数万円程度上乗せされるケースがあります。
次に飼育できるペットの条件です。対象は犬や猫が基本で、熱帯魚や小鳥、爬虫類などは認められない場合があります。犬や猫についても中型までとされ、体重制限や頭数制限が設けられているのが一般的です。
さらに確認したいのが日常生活の様子です。散歩はどこで行うのか、共用部では抱きかかえやケージが必要なのか。食事や来客時にペットはどのように過ごすのかといったことについても確認できると良いでしょう。こうした確認の積み重ねが、入居後の満足度にも影響します。
そして特に重要なのが、飼い主の身体機能が低下したときや、逝去した後にペットをどうするのかという点です。多くの場合は身元引受人が引き取ることになりますが、なかには施設で飼育を継続するケースもあります。
ペットは家族の一員である一方、老人ホームは共同生活の場でもあります。ペットと入れるという条件だけで判断せず、他の入居者との関係性や、介護サービス・生活援助も含めた支援体制まで具体的に確認することが、後悔しにくい選び方につながります。(以上、LIFULL介護小菅編集長)
<調査概要>
調査期間:2026年1月28日〜29日
調査対象:ペットを現在飼育している50歳以上の男女550人
調査主体:株式会社LIFULL senior
調査手法:インターネット調査
※グラフは小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります
●株式会社LIFULL senior について
「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決するさまざまな事業を展開しています。主な事業として、老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していきます。
出典:「老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』」リリースより