『あさ One morning』
嬉しい知らせが届きました。私が一番最初に手がけた絵本、『あさ One morning』の絵の作者である井沢洋二さんの作品を、フランスの出版社がシリーズで出版したいと言ってよこしたというのです。貴重で、残すべき本だと。
40年も昔の本ですが、考えてみれば、今という時代に再び息づく作品なのかもしれません。
この絵本は、私がジー・シー・プレスという会社で、新たにできた絵本部門を任されて、初めて作った絵本です。
通常の絵本より小さなサイズの判型で、絵はステーショナリー部門の仕事をしていたデザイナーの井沢さん、文章は20歳年下の妹の舟越カンナが担当し、都会に生きる青年と猫の生活を、夜が明けていく情景とともに美しく描いています。
その時、カンナが考えてくれたキャッチコピーが、「まだ、絵本は子どもだけのものとお思いですか?」。
わが意を得たり、でした。