孫が犠牲にならぬよう、話し合いを
「してもらったら、“ありがとう”でしょ?」と言いましょう。
「親しき仲にも礼儀あり」という教えは、親子にも当てはまります。なかには親に謝礼を渡し、預かってもらうというケースがあるかもしれません。その場合でもやはり「ありがとうございます。お願いします」という言葉は必要です。それが言えない娘には、「ありがとうは?」と再教育すべきでしょう。
今まで当たり前のように預けていた娘ですから、もしかしたら「うるさく言うなら、もう預けないわ」と言うかもしれませんね。そこで「娘と孫が来てくれなくなったら寂しいから」と躊躇するようでは、覚悟が足りません。厳しいことを言うようですが、その中途半端さが子育てに表れ、こんな娘になったのです。「もう来ない」と言われたら「ええ、どうぞ」と返せるくらい、腹をくくりましょう。
では、なぜAが不幸ぐせなのか。「娘と同様に、親にも自分の気持ち、自分の時間があるのだから、それを優先してもいい」と考えれば、Aが正解に思えます。でもそれでは孫がかわいそう。預ける回数が増え、今やおばあちゃんの家が学童保育代わりになっているかもしれませんよね。「学校が終わったら、おばあちゃんのところに行くんだよ」と言われている場合もあるでしょう。それなのに急に方針転換されたら、孫は「おばあちゃんがもう来るなと言っている」と傷ついてしまいます。親子の都合で、孫が犠牲になるのです。
娘だって「負担だから回数を減らす」と言われたら、「今さら何よ!」と思うでしょう。親にも自分の時間があるというのは正論ですが、だとしてもわざわざ言う必要はありません。それに、ルールを決めず安請け合いすれば、あとあと負担になることぐらい、最初から想像できたはず。孫がかわいいからと、何も考えずに引き受けてしまったのではありませんか? 本当は、預かる前によく考えて話し合うべきだったのです。
