酔いつぶれた酒呑童子は……

頼光が持ち込んだ毒の酒を飲み、酔いつぶれた酒呑童子は奥の間で眠りはじめた。

今がチャンスとばかりに、頼光らは山伏の装束を脱ぎ捨て、甲冑を着こんで酒呑童子に斬りかかった。神々の支援もあり、頼光は酒呑童子の首を一刀両断に斬り落とす。

『ムー特別編集 図説 日本の妖怪百科』(著:宮本幸枝/ワン・パブリッシング)

しかしそこはさすがに最強の鬼。酒呑童子は首だけになっても「鬼に横道なきものを(鬼は嘘をついたりはしないのに、よくも騙したな)」と叫んで頼光の兜に食らいついていく。

それでも「神便鬼毒酒」の効き目はやはり強く、頼光の振るう刀の前でついに力尽きたのだった。