鬼の棲家にぴったりのロケーション
たしかに、現在、京都市内から丹後の大江山まで行くためには、車を使っても最短ルートで110キロほど、時間にしておよそ2時間かかる。人知を超えた鬼の脚力をもってしても、都から人や財宝を持ち帰るにはいささか遠すぎる。
老ノ坂峠は市内から約12キロ。国境、山中、都から近すぎず遠すぎずのちょうど良い距離、と鬼の棲家にぴったりのロケーションだ。
その老ノ坂峠には、酒呑童子の首を埋めたといわれる「首塚大明神」が現存している。
※本稿は、『ムー特別編集 図説 日本の妖怪百科』(ワン・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
『ムー特別編集 図説 日本の妖怪百科』(著:宮本幸枝/ワン・パブリッシング)
日本全国のいたるところに棲息する数多の妖怪たちを、ジャンルごとに紹介。
河童や人魚、小豆洗いなど、だれもが名前を聞いたことがある有名妖怪から、ぬらりひょん、アマビエ、ぬっぺふほふといった、正体がよくわからない謎の妖怪まで、7つのジャンルに分けて、詳細に解説しています。




