全体のガイドラインを話し合う時期が来ているのかも

さらに私事になりますが、ぼくは卒業論文で紀伊国の名手荘の年貢のあり方を分析しました。それで後年、放送大学の講義でこの荘園を取り上げ、収録を済ませました。

すると、講義を聞いた方から、「本郷は『なでのしょう』と発音しているが、現地では「なて」と言っている。改めるべきではないか」と指摘が。

主任講師の判断で、ぼくは急遽スタジオに赴き、10カ所の「なで」読みを「なて」と改めることになりました。

こうした事例はきっとたくさんあるでしょう。人の名前も地名も、本当はどう発音していたのか、資料が残っていない場合がほとんどです。

何を一番の基準とするべきか、個々の事例に個別に対処するのではなく、全体のガイドラインを話し合う時期が来ているのかもしれません。

【関連記事】
次回『豊臣兄弟!』あらすじ。小一郎は慶をめとるも、実は…一方で義兄・信長から後方の守りを依頼された長政。しかし戦が始まると…<ネタバレあり>
茶々、万福丸、万丸、小吉。『豊臣兄弟!』次世代続々登場もそれぞれに待つ運命はあまりに過酷で…視聴者「エグい」「業が深すぎる豊臣政権、始まりの回」
<小一郎とあの人がまさかの義兄弟に!?>『豊臣兄弟!』次回登場、吉岡里帆さん演じる慶。安藤守就の娘との背景を知った視聴者ザワザワ「この先、父ちゃんが…」

 

本郷和人先生が同行!<歴史の舞台をたどる旅>

本サイトにて大河ドラマ解説記事を連載中の東京大学史料編纂所・本郷和人先生。その本郷先生と、日本史の舞台を巡るツアー、26年度も開催が決定いたしました!

これまで徳川編、武田編、紫式部編(2回)と実施し、いずれも好評を博した同ツアー。開催が決定済みなのは、先生のご専門で、ご監修中のマンガ『逃げ上手の若君』の舞台<鎌倉>

そして26年度の大河ドラマ『豊臣兄弟!』の舞台として注目を集める<中部>の2か所となります。

●2026年4月5日(日)〜2026年4月6日(月)
天才仏師「運慶」の仏像鑑賞と鎌倉時代の社寺をめぐる(2日間)
●2026年5月10日(日)〜2026年5月11日(月)
豊臣秀吉・秀長ゆかりの地めぐり(2日間)

日本史を変えたあの史跡を目の前にしながら、先生の解説を直接聞くことができる貴重な機会。

自由度と満足度の高い旅になること間違いなし!

バスでの移動になるため、実施にあたっては恐縮ながら人数の制限もございますので、お早めにお申し込みください。

<詳細は読売旅行のHPにて>