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「気がついたら歯の根元が茶色くなっていた」「痛くないから歯医者に行かなくても大丈夫でしょう」。そんなふうに考えている人は「大人のむし歯」を見過ごしているかもしれません。幸町歯科口腔外科医院の宮本日出院長は、「大人のむし歯は自覚しにくいまま進行し、全身の健康リスクにもつながるおそれがあります」と話します。その特徴や対策法、最新の治療法について、わかりやすく教えていただきました。

歯の根っこの部分が黒くなる

「大人むし歯」をご存知ですか? 

一般的にイメージされるむし歯は、かみ合わせ部分の表面が黒くなり穴があいた状態ですが、子どもに多く見られることから「子どもむし歯」と呼ばれます。

一方、歯の根っこの部分が黒くなるのが「大人むし歯」です。

1989年から厚生省(現・厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱している「8020運動」。最新の調査によれば、日本人の6割以上がこれを達成しています。

しかし成功の裏には恐ろしい落とし穴が。それこそまさに今回の主役である「大人むし歯」なのです。