良質なCKD治療の普及を目指し、各地域のかかりつけ医と専門医が連携
「かかりつけ医と一緒に腎機能に注意し、治療を受けることは重要ですが、CKD治療では腎臓専門医の助けが必要となることも少なくありません。しかし、専門医の数は大都市に集中しており、最も少ない地域と比べると人口当たりで4.6倍もの差があるのが実情です。こうした患者さんと医療の隙間を埋めるために、日本腎臓病協会とアストラゼネカは〈協力医制度〉という取り組みを開始しました。腎臓病に関心の高いかかりつけ医の先生方に協力医という資格を取っていただき、早期発見と継続的なケアを担いつつ、必要に応じて専門医へつなげていただく体制の確立を目指しています」(柏原先生)
CKD患者さんの診断のきっかけでは、「健康診断・人間ドック」が48%、「体調不調や気になる症状があって受診」が19%、「他の病気で受診した時、偶然見つかった」17%、「他の病気で定期的に通院中に腎機能が低下し診断」が13%だったとする調査結果もあります(2026年1月 アストラゼネカ株式会社 慢性腎臓病(CKD)に関する患者調査)。
自覚症状では気づきにくい病気だからこそ、健康診断の際や、持病のある方はかかりつけ医での受診時、定期的に腎機能に注意し、GFRの値の低下が見られたら早期に適切な治療を受けることが、将来の健康を守ることにつながります。日本腎臓病協会とアストラゼネカは、2022年から腎臓病啓発アンバサダーに俳優の檀れいさんを迎え、腎機能に注目することの大切さをさまざまな形で啓発する活動も行ってきました。
柏原先生、猪阪先生は、日本のどこにいても良質なCKD治療を受けられる環境づくりに引き続き尽力するとともに、多くの方がCKDについて理解し、積極的に早期発見に努める重要性を呼びかけました。