後日、友だちに話したら「そんな息子はダメだ。特に50歳くらいになると尖るよね。何もわかってないのに! どこの家も一緒だよ」と慰められた。私の実家では、祖母が毎日のように仏壇の前でお経を読んでいたし、嫁ぎ先にも仏壇があったので、お参りは当たり前。
ところが人によっては、ふるさとから遠く離れて暮らし、たまに法要で帰ってきても、お客様のような態度で過ごす。それどころか煩わしくさえ思う人もいるようだ。大変なのは法要を行う側なのだけれど。
後日、10歳下の従妹に会ってその話をしたら、娘のパートナーである男性の話をしてくれた。彼はお墓参りをしたことがなく、さらには生家のお墓の場所さえ知らないという。さすがに従妹もそれには驚いたようだが、昨今は結婚してもお互いの実家へ行くことはあまりないのだと教えてくれた。
私も、墓じまい、仏壇じまいについては知っているが、どこか他人事のように思っていたのだ。実家からお墓も遠くないし、長男が近くにいるから安心していたが……この先どうなるのか想像できなくなってきた。
長男にはせめて、家の宗派などある程度のことは知っておいてほしい。子孫を守ってくれるご先祖様なのだから。あまり蔑ろにはしないでください……そんなことを願う私は、うっとうしい存在なのでしょうか。