(5) 「好き」を優先させる

次は、心をダイレクトに若返らせる方法です。「好き」という感情は、いわゆる幸せホルモンを分泌させるといいます。ストレスや怒りが心の老いの元凶であるなら、逆に「好き」「楽しい」という感情を増やしていけばいいのです。

カラオケでも手芸でも、あるいは気が合う友だちと旅行や食事に行くことでもよいので、「好き」を感じる時間を積極的に作ってください。時間を捻出するのが難しい場合は、毎週何曜日のX時から1時間だけは自分の楽しみを優先する時間と決めるなど、自分なりのプランを立てるといいでしょう。

 

(6) 外出して喜びを感じる

目の前の作業に集中するといっても、雑事や人間関係に追い立てられ、心に余裕が持てないというのが正直な実感かもしれません。そんなときは、外の世界に目を向けるのも効果的です。

たとえば散歩をして、目の前の風景を全身で感じるようにします。散歩中の犬や遊んでいる子どもたち、お店で働いている人の姿を見て、「楽しそうだな」「頑張っているんだな」と心をポジティブに反応させる。

そう思えた瞬間は、自分の心も、今見ているものと同じ状態に近づいています。せめて心だけは、外の世界の美しさや明るい空気に合わせるようにするのです。

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自分の心の年齢を決めるのは自分自身。心の状態を自覚し、老いにとらわれる気持ちを手放すための言葉がけと行動を、今日から始めてみませんか。そうすれば、今を楽しみ、穏やかに過ごせる日々が訪れるでしょう。

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