鹿児島で出会った「変な人」

普段から人間観察が好きで、電車でも街でもいろんな人を見ています。特に地方に行くと面白いですね。この前もディナーショーで行った鹿児島で印象的な人に出会いました。 

地元出身の方に案内してもらいながら商店街を歩いていたら、60代後半くらいのおじさんが突然「秘密兵器を見せよう」と話しかけてきたんです。「え?」と思いましたよ。「めっちゃおもろい人出てきたやん」って。 

そのおじさん、バッグから何か取り出そうとするので「あ、やばい人かもしれない」と思ったんですが、出てきたのは(料理に使う)ボウル。それをボウリングの球みたいに見立てて、いきなり投げ始めて。(笑) 

さらに自分の持ち物を並べて、それに向かってボウルを転がすんです。夜中だったんですけど、「この人、いつもやってるんかな?」と思うくらい自然で。初めて見る光景でしたね。案内してくれた人も「鹿児島って普通こんなんじゃないんですけどね」と言いながら、「友近さんが引き寄せたんじゃないですか」なんて言っていて(笑)。でも「おもろい街やな」と思いました。 

あと、バドミントンのラケットをギター代わりにして路上で歌ってる人もいて。これも初めて見ました。仕込みじゃないですよ。40代くらいの男性だったかな。打ち上げが終わって4時間後に同じ場所を通ったらまだやっていたので 「うわ、ずっとバドミントンのやつやってる」って。だから鹿児島のイメージはそれになりましたね。でも全体的に熱い人も多い印象でした。 

そういう人をやっぱり「変な人」って思わないんですよね。むしろ「おもろいな」と思ってしまう。でもあまり深く関わるとまた違ったことになるので、距離感を考えながら接します。ロケだったらもっと踏み込んでいたかもしれませんが、プライベートやったんで。「ほんまにやばい人やったらあかん」と。そのあたりの距離感や節度は大切ですね。(笑)

前編「友近 舞台で「老害」演じる『個人的には〈おじさん〉ってすごく好き。誰かを老害だと思うこともあまりなくて…』」はこちら 

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リーディングドラマ『老害の人』 
【原作】内館牧子『老害の人』(講談社文庫) 
【出演】友近、千葉雄大 
【音楽・アコーディオン演奏】小春(チャラン・ポ・ランタン) 
【台本・演出】笹部博司 
【上演日時】5月4日~31日、東京、大阪、愛知、秋田 
【金額】全席指定8,800円(税込) 
【企画・製作】メジャーリーグ、サンライズプロモーション 
【問い合わせ】サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00)