仕事柄、ファッションにまつわるものは多く残していて、なかでも「パールのアクセサリー、カゴバッグ、帽子」の3つは、暮らしがコンパクトになっても手放すことはありませんでした。
パールはカジュアルな服装にも合うし、カゴバッグは季節を問わずに使えるうえ、インテリアとしてもおしゃれでしょ? 帽子は毎日のようにかぶるし、畑仕事でも活躍してくれています。
年を重ねたことで、「改まった場所にはもう行かないだろう」と思って、おめかし着やパンプスなどは手放しました。今は動きやすい普段着に、スニーカーとゴム草履で十分です。
こんなふうに、気に入ったものたちを活用してスッキリ暮らしているように見えますが、往生際が悪くて捨てられないものもあって(笑)。
たとえば古道具屋さんで見つけた染付の大皿は、東京の家で家族5人のために活躍してくれた大好きな器。1人だから使うことはないのに、なかなか手放せなくて。でも、しまい込んでいてはもったいないと鉢植え置きにしてみました。
母からもらった抹茶碗も、せっかくだからと思って日常使いしていたら割ってしまって。苔玉を飾る鉢にしてみたら、なんとサイズがぴったり。こういう瞬間は嬉しいですね。
今も悩んでいるのが、漆塗りの重箱とお椀。今年のお正月もおせち料理なんて用意しなかったし、お椀の出番もなく……。でも、そんなふうに決断できないものは、桐のタンスにそっとしまっておくんです。
いつか活用できるかもしれないし、残念ながら手放すことになるかもしれない。後悔しないためには、その時が来るまでは焦ってどうにかしなくていいと、ゆったり構えることも大切ではないでしょうか。私は手放したことで後悔しているものは一つもありません。
【Myルール:使い方にこだわらない】
1人分ずつ残したお気に入りの食器を収納
1人分ずつ残したお気に入りの食器を収納