《いつのまにか骨折》が起きやすくなる

夏樹 骨粗しょう症という言葉は知っていても、私を含め、その怖さを正しく理解している人は少ないかもしれません。

伊藤 骨粗しょう症は痛みが生じるわけではないので、危機感が生まれにくいのです。きちんとリスクを知っていただき、ぜひ検査を後回しにしないでほしいと願っています。

夏樹 あらためて、どんな問題が引き起こされるのか、教えていただけますか?

伊藤 まず、骨粗しょう症になると少しの衝撃でも骨折しやすくなるだけでなく、気づかないうちに圧迫によって骨が潰れてしまう、《いつのまにか骨折》が起きやすくなります。特に多いのが、背骨部分の《脊椎圧迫骨折》です。これは普通に生活しているだけで背骨が折れてしまう状態を言い、60代半ばからじわじわと増えていきます。

夏樹 気づかないうちに骨折しているのは怖いですね。