男役編

では、男役編。
男役はもう少し力強いイメージと、地域密着型でいってみましょう。
理想はなんといっても、みなとみらいの桜木みなとさんです。
「名は体を表す」の言葉通り、爽やかさと、現代的、都会的な洗練さを併せ持たれたスターさんです。
横浜に対抗するには洗練が必要です。

やはり越後の「越」は堂々と背負いたいものです。
そして突然思いついた「越光 輝(こしひかり あきら)」
光り輝いてはいるものの、これは絶対ない、とすぐに却下。
米の主張が強すぎます。

次に思いついた「朱鷺 翼(とき つばさ)」
空は飛べる名前だけど、鳥感が出すぎてこれも却下。

大好きな白山(はくさん)神社から「白山 海(しろやま かい)」
「しろやま」と読ませることで宝塚的なノーブルさをまとわせてみました。
タカラヅカ・スカイ・ステージで、「芸名の由来は、故郷の…」と語る初々しい男役の姿が浮かびます。
悪くはない気はしますが、キラキラする運命の名前かと言われると、ちょっと弱い気もします。
新人公演学年で退団してしまいそうな儚さも漂います。

原点回帰で「越乃」残しで考えてみると、下にどんな一文字を持ってきても、新酒の名前のようになってしまうことが判明。

「弥彦」「万代」「信濃」「柳都」
いずれも一歩間違うと、区役所の氏名記入欄の見本か、源氏名のようになる危険性もあります。
地名はそのまま使うのではなく、気配だけ残すのが正解だと、30年以上前に家族でさんざん考えて、「越乃リュウ」という名前に辿り着いた経緯をうっすら思い出しました。

郷土愛の名前としてはなかなかの塩梅ですが、若い頃から貫禄のある役、怖そうな役が多い男役でした。
ある意味、名前通りの仕上がりになったのかもしれません。
芸名とはおもしろいものです。

信濃川と萬代橋