Ms.OOJA
デビュー15周年を迎えたMs.OOJAさん(写真提供:ユニバーサルシグマ)
2011年に『It's OK』でメジャーデビュー。翌年には『Be…→...』が、仲間由紀恵主演のドラマ『恋愛ニート』の主題歌に起用され、全国のテレビ・ラジオ50局でパワープレイ獲得、レコチョク2012年上半期ランキング4冠獲得、配信合計100万ダウンロードを超える大ヒットを記録した。美空ひばりや松田聖子、宇多田ヒカルと同じ声の特性「1/fのゆらぎ」(ヒーリング効果を与える周波数の声)のハスキーボイスで多くの人の心を捉え、オリジナル曲に加えてカバー曲も絶大な人気を博している。デビュー15周年を迎えたMs.OOJAさんに歌に対する情熱、そして初の演歌カバーアルバムに込めた思いを聞いた。
(構成:丸山あかね 写真提供:ユニバーサルシグマ)

前半から続く

遅咲きでよかった

『It's OK』という曲でメジャーデビューしたのは2011年の2月、28歳の時でした。「遅咲きの歌姫」と言われて、「歌姫」と言っていただけるのは光栄だと思ったのですが、「そーか、私は遅咲きなのか」と(笑)。でも当時、「着うた」が音楽を聴くツールとして大流行りしていて、何百万回もダウンロードされて注目される新人アーティストは20歳前後前後の人が多かったので納得でしたね。20歳の頃の自分はチャランポランだったなぁと思うと、ある程度の社会経験をしてきた今が自分にとってのデビュー適齢期なんだと思うこともできました。甘い世界ではないと慎重に、自分がどうしたいのかを明確に、デビューできたことに感謝して謙虚な姿勢でと、いろいろなことを心に決めていましたが、すべてそれまでの経験が教えてくれたことだったので遅咲きでよかったです。

It's OK
2011年にリリースされたデビューシングル『It's OK』

ありがたいことに出だしから好調で、ライブをしたり、13ヵ月連続リリースをしたりと今に至るまで走り続けてくることができました。2022年に10周年を記念して開催された武道館単独公演でステージに上がった時も歓喜歓喜で。これは夢か? みたいな。この時間が永遠に続いてほしいと思うほど満ち足りていました。家族も来てくれて喜びを分かち合えたし、「私は歌うために生まれてきたんだ」と確信できたのも嬉しかったし、何よりも会場を見渡して、こんなにたくさんの方々が私の歌を聴きに来てくださるなんてと感無量でした。