「うわ、エグいね。じゃあ、もう国二つ分ぐらいクリアした?」

 国二つ分、とは変な言い方だが、このゲームに限っては最も明瞭な指標かもしれない。

「メグルの伝承 三百年戦争」のフィールドには、五つの国が存在する。人間が統べるハイルディン王国が中心にあり、他の四部族が治める四つの国が北東、南東、南西、北西の四方向に広がっている。四つの国はそれぞれ四大元素にあてはめられている。戦争前は国だったが、今は部族ごとの規模で「里」とか「村」とかの名前がついている。

 北東にあるのが、火の国、「ダルマの里」。

 南東にあるのが、水の国、「トビウオの村」。

 南西にあるのが、土の国、「ツチノコの町」。

 北西にあるのが、空の国、「オオタカの集落」。

 プレイヤーは主人公である騎士、カケルを操作し、荒廃したハイルディン王国で目覚める。三百年戦争の戦禍の中、コールドスリープのような状態で眠らされていたのだ。彼は荒れ果てた世界を探索しながら、他の四部族との問題を解消していく。