モリシーが二重顎を撫でながら言った。

「二人の過去編エピソードとか、二人が接触するようなシーンは、四つの国のシナリオに均等に振り分けられているのかな。私は確か、ツチノコの町に着くか着かないかというところで、砂嵐の中にメグルの姿を見たんだよ。砂嵐が止んだ後に行ってみたら、メグルの歩いた方向には崖があったんだ」

「へえ、人間消失じゃないッスか」

「そりゃソニック君、ミステリーならそうかもしれないが、これはファンタジー作品なわけだし……」

 モリシーは困ったように笑った。

「ですが、謎としてクローズアップする価値はあるッスよ。だって、それこそが今作の黒幕に迫る核心なんですから」

「は?」

「え?」

「ん?」

 三者三様、間抜けな声が出た。

 なんだか、おかしな話になってきた。

(つづく)