モリシーは後頭部をかきながら、バツの悪そうな顔をした。

「ほらね、ミクニちゃん、言っただろ。いくらなんでも露骨すぎるって」

「えー、だって、匂わせぐらいしないとつまんないじゃん」

 二人の発言は、ソニックの告発を暗に認めていた。

 青峰は倒れ込むように椅子に座った。なんだか頭が痛くなってきた。足元が崩れていくような感覚。左手首の腕時計を見る。

 時刻は十九時十分。

「二人ともさ、本当はあたしに気があったんでしょ?」

 青峰はとっさに顔をそらした。ソニックは平板な声で言う。

「さあ、どうでしょうか」

 フン、とミクニは鼻で笑った。あざとさを押し出したキャラクターは、もう取っ払ってしまったらしい。