「あのさあ、人の秘密ばっかり暴いて、いい気にならないでもらえる? ――ソニック君だって隠し事あるでしょ」

 ミクニがいきなりぶっこんでくる。

「そんなもん、ないッスよ」

「ソニック君のアカウントについている数字、あれたまに変わるよね。昔はSO29でソニックだったのに、数字がどんどん増えて、今は290」

「いいじゃないッスか、そんなの」

 ソニックの声が震えていた。

「私ね、法則に気付いたの」

「法則?」

 モリシーが興味を惹かれたようだ。

「そうなのモリっち」ミクニが言う。「毎週木曜日に、ソニック君のアカウントの数字が増えるんだよ」

 なんだそんな、くだらない、と青峰が一蹴しかけたところ、異変に気が付いた。

 ソニックの目が泳いでいたのだ。