映像化は不可能と言われた渡辺淳一原作『シャトウ ルージュ』を映画化した『月がみている』が、2026年11月にTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開される。
『失楽園』『愛の流刑地』など、数々のベストセラーを世に送り出してきた作家・渡辺淳一。その中でもとりわけ議論を巻き起こし、《映像化不可》とも言われてきた『シャトウ ルージュ』。
今回、映画プロデューサーとして長年活躍してきた、渡辺淳一氏の娘・渡邉直子さんが自ら監督を務め、映画化した。
主演は毎熊克哉と小島梨里杏が務める。優秀な医師でありながら、妻との関係に満たされない思いを抱える夫・克彦を毎熊が、そしてそんな夫に翻弄されながらも、自らの心と身体を見つめなおしていく妻・月子を小島が演じる。
原作『シャトウ ルージュ』は、美しい妻から性的な拒絶を受け続ける夫が、フランスの《城》で妻に《性のレッスン》を受けさせようとするという大胆な設定で、発表当時大きな話題を生んだ作品。
渡邉監督は原作に込められた想いを受け継ぎながらも、女性ならではの視点を加えて物語を再構築。原作では描き切れなかった主人公・月子の視点を丁寧に織り込み、夫婦それぞれの感情を描く。本物の古城を使用した映像美も大きな見どころのひとつとなっている。