渋すぎた子ども時代のTV遍歴
ひとは、“禁じられる”ことがあると、それに魅力を感じてしまう。
うちのぬいさんも……そう、だったんじゃないのかな、と。
だから、余計……なんか、うちのぬいさんたち、TVが好きになってしまったのかなって、私は思っています。
旦那が定年になる前は、ごく稀に、旦那が家にいる時にだけ、味わうことができる娯楽。それが、我が家のぬいさんにとってのTV。
ここで、話はまったく変わってしまうのですが。とりあえず、我が家のTV事情について、ちょっと書いておきたいと思います。
ま、旦那の方は、ほんとに簡単。
岡山から東京の大学に進学した旦那は、学生時代、ずっとアパートで独り暮らしだったんです。で……寂しかったのかな、朝起きるとまずTVをつける。家にいる間中TVつけている。これ、別に、何か番組が見たい訳じゃなくて、家の中に音がないのが嫌だったんだそうで。
そして、それに対して私の方は。TVを見るという文化がまったくない子供時代を過ごしていたのでした。(これ、ぬいとは関係がないんですが。ただ、これ、書いておいた方があとの理解が楽だと思うので、書いておきます。)
思うに私は、ほんとにTVと縁がない子供時代を過ごしていました。両親が共稼ぎで、しかも仕事の関係で夕飯時に親が家にいたことがないという環境でしたので、完全におじいちゃんおばあちゃんに育てて貰った子供でした。そして、チャンネル権(って言葉は、今はないか。私が子供の頃は、一軒の家に一台しかTVがないのが普通で、録画もできなかったので、どの番組を見るのかって時に問題になるのが、“チャンネル権”。録画できなかったし、見逃し配信なんかもなかったし、ということは。その時やっていた番組、見損なってしまったら、二度と見ることはできなかったんです。だから、“チャンネル権”は結構大事)を持っていたのは、おじいちゃんとおばあちゃん。
という環境で育ったので、私は同年代のひととお話をした時、TVの話題がまったくあわない! その年代の人たちが普通に見ていた番組、私、ほぼ見ていない。ほんとに小さい時のことは覚えていないんですが、小学生の頃、私が一番好きだった番組は、『素浪人月影兵庫』。その後は、『素浪人花山大吉』。これ、私と同年代の方で「毎週見てた!」って方に、会ったことがありません。(その後もねー、私が見ていたのは、『銭形平次』『遠山の金さん』……。)
