「保険でできる白い歯」のメリットと盲点

「銀歯がダメなら、最近、保険適用された白い歯にすれば良い」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに保険適用の範囲が広がり、プラスチック(樹脂)とセラミックのハイブリッドレジンを材料とした白い歯を選べるようになりました。

(写真提供:Photo AC)

ハイブリッドレジンのメリットは、白くて、金属アレルギーの心配もなく、保険治療できることです。

一方でデメリットもあります。

この材料をわかりやすく例えるなら「子供用のプラスチック食器」です。落としても割れないので使い勝手が良いですが、毎日使うと表面に細かい傷がたくさんつきませんか?

カレーを入れると色が食器に移ったりしますよね。

お口の中のハイブリッドレジンも、毎日の食事で少しずつすり減り、数年でツヤがなくなり、黄ばんできます。傷ついた表面はザラザラになるので、汚れ(プラーク=細菌の塊)がこびり付きやすくなるのです。

汚れが溜まると、歯周病リスクを高めてしまいます。

また強度が劣るため、割れることも少なくありません。このため、耐久年数はおよそ5〜7年とされています。特に歯ぎしりや食いしばりのある人には、歯への負担が大きくなるのであまりお勧めできません。