(イラスト:ナツコ・ムーン)
親の介護で後悔しないためには、どんな心構えや備えが必要なのでしょうか。専門家2人がさまざまな疑問や困りごとに答えます(構成:山田真理 イラスト:ナツコ・ムーン)
【暮らしの工夫】
Q. 一人暮らしの親を見守りながら自分の時間を確保する方法はありますか?

サービスを上手に頼って

親と離れて暮らしていて、「要介護認定を受けるほどではないが、生活に不安がある」場合は、足を運ばなくとも遠くから見守れるサービスを活用し、自分の負担を減らしましょう。

安否確認には、ITを活用したサービスが便利です。親がスマホを使えるのであれば、一番簡単なのはLINEでメッセージを送り合い、「既読」で安否確認をすること。

また、生活動線や冷蔵庫のドアなどにセンサーを設置し、一定時間動きを検知しない場合に子どものスマホに通知する見守りサービスを、多くの企業が商品化しています。

最近は親の様子を確認する見守りカメラを設置する人もいますが、認知症が進んだ人には役立つ場合があるものの、「いつも見張られているようで嫌」という声も。

見守りアイテムを取り入れる際は、自分が使う立場になって想像し、必ず本人の意思を尊重しましょう。

ご近所に親が親しくしている人がいるなら、「新聞受けがいっぱいだ」「雨戸が数日開いていない」などの異変があった場合に、自分に知らせてくれるようお願いしてみるのも一つの方法です。こうした見守りは、地元の民生委員にお願いできるケースも。