誰もいない場所で…

仕事も趣味の庭いじりもやめさせられ、農作業まで手伝わされる。

イライラが止まらなくなると、私は欠けた茶碗を選んで、誰もいない場所で床に叩きつけた。こんなことでしか怒りを消化できない……。

 

私が「大ばあさま」と呼ぶ大姑のウメが割れた茶碗の前で涙する私の手をさすって、しわの寄った千円札をそっと握らせてくれた。この家で私の味方は、大ばあさまだけだった。

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