両親のこと――週末の豪快な料理、スキー…「お父さんより優れてるのはゴルフだけ」
――お母様とお父様はお見合いだったとか?
上條:父が一番初めに母とお見合いした時に、「こんなもんかな」と思ったそうです。次に別の方とお見合いしたら、あまり良くなかったから「じゃあもうこれでいいんだ」って母に決めたそうです。(笑)
――医師の奥様は、ご主人を支えるイメージがありますが、お母様は外国育ちですよね?
上條:うちの父のタイプは、古典的な日本人ですから。当時としては、母のような人は異端だったと思います。もしかして私の適応能力があるのは、そこから来てるのかもしれません。(笑)
――お父様は2代目としてお忙しかったと思いますが、家ではお医者様としての顔を見せなかったのでしょうか?
上條:父はあまり帰ってこなかったですね。
私が小学生時代は、寝る時にはいなかったですし、朝はまだ疲れて寝てたり。一緒にいられたのは週末だけでした。しかし週末はよく料理を作ってくれました。男の料理ってすごいですね。ベーコン、目玉焼き、スクランブルでも、ダイナミックに作ってくれて。そのまま洗い物はほったらかしだったわけですけども。でもそれがすごく楽しかったです。
――お父様と一緒にされた趣味などはありますか?
上條:父はスキーを教えてくれたので、私もずっとスキーをしてました。父はゴルフもしていましたが、ある方から言われたのは、「由美ちゃん、お父さんより優れてるのはゴルフだけだね」と(笑)。ですので父はあまり上手じゃなかったみたいです。ゴルフ以外に私が父に勝るものはありませんね。優れた人間ではありませんし、なんせ3代目ですから。(笑)
――帝王学を教え込まれたというより、普通に育ったのでしょうか? ご家族が女性3人だから、そういったことは考えなかったのでしょうか?
上條:直々に(帝王学を)教えてもらったタイプではないかもしれませんね。父は私に継がせたいとは思っていなかったと思うし、私が医師になったのもびっくりという感じでしょう。だから「自分で好きな道を選んだらいい」という感じだったと思います。
だから、あとはもう自分の個性を出すしかないかなと思ってます。今までと同じことを繰り返すのではなく、新しいことを「時代に沿った形」でやっていかないとならないかなと思っています。
