壁一面に収納されている食器類は、友人を招いての食事会に欠かせないもの

以前に住んだおしゃれな高層マンションは、このどちらにも窓がなく、息苦しかった記憶があって。

後日、不動産会社にお願いして内見させてもらうと、窓の条件をクリアしていたうえに、内装もシンプルで使いやすそう。これは決めるしかないと思いました。

ただ、「70歳までに貯める」予定だったので、現金で買うにはまだ資金が足りない。不動産会社の担当者に相談してみたところ、「ローンを組めるか、聞いてみましょう」と。それで個人事業主の決算書などを用意して提出すると、なんとローンの審査に通ったのです。

10年で完済できるとはいえ、77歳までローンを抱えることに不安があったのは事実。でも金融に詳しい友だちに聞くと、当時は「金利が低いから、借りたほうがいい。毎月の返済なら手元に現金が残せていいだろう」と言われて納得しました。

実際、月々の返済額は池袋のマンションの家賃の半額くらい。負担感は少ないですね。

後編につづく

【関連記事】
<後編はこちら>66歳で購入した団地でひとり暮らし、重松久惠「50代は離婚と借金でどん底生活。70歳の今、老後の資金はほとんどないけれど充実した毎日に」
「高齢シングル女性限定シェアハウス」で暮らす60代女性。食事は各自で準備、日々のルーティンは当番制。入居を決めた理由は…
築50年超の団地でひとり暮らし・本田葉子「夫と義母を見送り、子どもは独立。家族のかたちが変わる中、3度の引っ越しで残ったものは」【2026上半期BEST】