原田 さすがに、長野の別荘は処分しようと思って売りに出しているけど、まだ売れてない。
松本 うちは、息子が社会人になったのを機にひとり暮らしを始めたので、今は夫と義母と3人暮らしです。そして、私たち夫婦が年老いたら、リバースモーゲージという制度を利用するのもいいかなと考えています。
自宅を担保にお金を借り、亡くなった後に家を売却して返済する。そうすれば、不動産会社が引き取って面倒な手続きもしてくれるので、息子に迷惑をかけることもないだろうって。
原田 えらい。自分の終活もきちんと考えているんだね。
松本 具体的には、まだ何もしていませんよ。目下の課題は、実家のそばにある松本家のお墓をどうしようかということで。
原田 うちもそう。実家の裏山の上に先祖代々の墓がある。
松本 うちのお墓も山の上。なぜ、田舎のお墓って山の上にあるんでしょう(笑)。そもそも、東京から香川までお参りに行くのが大変で。仕事で近くに行くときは必ずお墓参りに寄りますが、せいぜい年に2、3回。
原田 僕も、実家があるうちは墓参りに行っていたけど、処分してからは足が遠のいてしまった。お寺さんにもすでに、「弔い上げ」と言ってあるし。
松本 お墓を東京のご自宅のそばに移そうとは思われない?
原田 将来、僕はその墓に入る気はないのと、本家の長老がそのままでいいと言うので、地元にいる本家の息子や孫たちがうちのお墓参りもしてくれるだろうと、楽観視しているんだよ。