その際、会の先輩に言われてなるほどと思ったのが、「たらかも退治」という考え方です。「たらかも」とは、必要のないものや代替がきくものを、「あったらいいかも」と雰囲気で購入してしまうことを言います。

お掃除グッズなどもそうですが、一つひとつは安価でも重なればそれなりの金額になるので、まずはこれをやめることが大事だと教わりました。

もう一つ、「このクセ退治」というのもあります。たとえば、外出時にコンビニやカフェチェーン店に立ち寄るのがクセになっていませんか? 物価高の今、お菓子でも2〜3品買えばすぐに1000円になります。このクセをやめるだけでも、かなりの節約になるはずです。

費目の中ですぐに見直せるのは食費。魚の切り身でなく缶詰を使う、高価なプロテインの代わりにきな粉をヨーグルトにかけて食べるなど、比較的工夫をしやすいジャンルです。

とはいえ節約のことばかり考えていたのでは、生活に潤いがなくなってしまいます。大事なのはメリハリをつけること。安物買いの銭失いにならぬよう、お金をかけるべきところにはかけたほうが、長い目で見た時に得になります。

わが家の場合は家具です。現在のマンションに引っ越した際、娘から「使う人がいなくなった時、私たちが処分したいと思うようなものは買わないでね」と言われてハッとして。

「家族に遺したいと思えるかどうか」を基準に、じっくりと2〜3年かけて椅子やテーブルを選びました。おかげで居心地のいい部屋になりましたし、使うほどに愛着が増しています。

後編につづく

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