「直美役に説得力」

直美を演じている上坂樹里さんとは初共演です。最初の印象はすごく可憐で、華のある方。だけど、共演するほどに、心に強くて硬い核のようなものを持っている人だと感じるようになりました。

上坂さんは、「直美役に苦労した」とおっしゃっていたけれど、僕からすると上坂さんは直美役のためにお芝居の世界に入ったと思うくらい、説得力がありました。

(『風、薫る』/(c)NHK)

現場では上坂さんとは、それこそ今も思い出せないような意味のないたわいもない会話をしていました。

吾郎をめぐる状況が過酷になって重い空気が流れるシーンを撮った時に、たわいもない会話をしていたからこそ、その重さが生きてきたと思っています。