鼻歌シーンは猛特訓

<第101回では、吾郎が料理中に鼻歌で『埴生の宿』を披露。イングランド民謡の「ホーム・スイート・ホーム」が原曲で、戦争映画『ビルマの竪琴』でも使用された曲だ。劇中では日清戦争が始まり、戦争の気配が色濃くなってきたことや、甲斐さんはミュージカルで活躍していることもあり、その歌声はSNSでも話題になった>

制作側からは「うまく歌わないでほしい」と言われました。5年ほどミュージカルをやらせていただいていますが、そんなことを言われたのは初めて。もちろん理由があって、吾郎は軍人ですからプロの歌手ではない。今の歌い方や日本語の発声法とは全く違うので、明治の歌い方になるように歌唱指導の方に教えていただき、猛特訓しました。

(『風、薫る』/(c)NHK)

吾郎と直美が幸せに暮らしているシーンも印象に残っています。料理を作っている吾郎の背中に、直美が「今日のご飯は何?」と問いかける。

『風、薫る』は生死がからむシリアスな場面も多くあるので、張り詰めた空気になりがちですが、吾郎と直美のシーンでは、みんな口角が上がって笑顔になるという現象が起きていました。(笑)