房総で出会ったニクい奴
そんな中で。
今までで一番ありがたかった〝ぬいみやげ〞は、房総半島に行った時にあった奴。
春で、ちょうどいろんなお花が咲きだした頃で、正確な名前は忘れちゃったんですが、フラワーパークみたいな処へ行って。そしたら、そこにはいくつものお花畑があって、そのうちいくつかのお花畑では、好きなお花を摘んでそれを花束にして持って帰っていいってサービスがあったんですね。
しかも、そこには工房みたいなものがあって。いろんな造花や、ドールハウスに使えそうなガジェットや、そのサイズにあわせた小物や、モールなんかが売られていて、あ、こういうの買って、これを組み合わせて工作すると……うわあ、ここでの思い出を、自分の作品として、作ることができるな。(ちなみに、私は、この手の〝自分で作るもの〞系がとても好き。旅先に、ガラス工房の〝自分のガラス作品製作〞コーナーとか、〝自分で作れる焼き物〞コーナーとか、〝自分でこの地方の伝統的な織り機を使って自作の織物が作れる〞コーナーなんてものがあったら、旦那ほっといて絶対にやってしまうタイプの人間です。)
ただ。この時私が思ったのは、「何か私の作品を作りたい!」っていう思いではなくて。
「おおおっ」って思ったのは、その造花。針金がついていて、他の部品と組み合わせて、花束やその他のものを作ることができる奴。実際に、手にとってみたら、これは私が思っていた用途にまさにぴったりで……そして、旦那も、同じことを思ったらしくて。
「あ、これ!」
見た瞬間、二人で叫んでしまいました。
