つながりは「量より質」
もっとも、単に人と会う機会や過ごす時間があるとしても、その「質」はさまざまです。個人や社会とのつながりも、いわば「量より質」が問題で、「質」によって「つながりがある=孤独ではない」となるか「つながりがあっても孤独である」となるかが決まります。
この「質」は「信頼性」の有無、つまり、互いに信頼し合える関係にあるかどうかではかることができます。
たとえ交流があっても、相手に裏切られたような思いになったとき、あるいは「自分は相手に信頼されていない」と感じたときに、孤独感をおぼえた経験のある方もいらっしゃると思います。
また、大勢の友達がいても、「誰からも理解されていない」「誰からも必要とされていない」と感じれば、虚しさや孤独感がこみあげてくるのではないでしょうか。
つまり、「つながりがある」といってもそれは「交流がある、付き合いがある」という事実ではなく、その交流や付き合いの中で、「自分は相手をどう思うか」、あるいは「自分は相手にどう思われているように感じるか」といった自分自身の感情や心理によって決まるものなのです。