「また今度、小林!」

エンジンを切ると、その都度車内のモニターに「また今度、小林!」と表示される。車の脳みそを私仕様にカスタマイズするため、はじめにパソコンからいろいろな設定をしたとき(車屋さんがやってくれた)、「姓・小林 名・聡美」と入力した。

それを引用した気の利いた機能ということなのだろうが、にしても機械に名字を呼び捨てにされるのはちょっとイラっとする。そして、最新機器のそんなおバカで不器用なところがかわいらしいとも思う。

スマートフォンから、あらためて自分の氏名をローマ字で入力し直したら「また今度、SATOMI!」となった。ちょちょいのちょいだ。

あとなんとかしたいのは、自宅車庫に入庫するときのアラーム音。スペースが小さいので、前後左右から接触の警告音が鳴りまくって、毎回、車内がこの世の終わりのような騒然とした状態になって焦る。あれはなんとかならないのか。きっとなるのでしょう。OFFにできるのでしょう。もう少し余裕ができたら、それも見直してみよう。ちょっとしたアップデートに戸惑いつつ楽しみながら、彼女とも仲良くやっていきたい。

※本稿は、『むしろ映えてる日々』(毎日新聞出版)の一部を再編集したものです。

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