気分のままに。遊びたい
その点、藤村さんは、「オレがルールですから」と言って自分に都合のいいようにどんどんルールを変えていくのに(「もう一回やらせてくれないか」と、岩手では安田くんと二人、土下座までして再戦を可能にしていました)、それでも負けちゃうもんだから(あのときはすでに安田くんが牛乳を飲み過ぎていて限界でしたから)、焦りまくってオロオロして、それがまた場をさらに盛り上げてしまうという。なんだかもう、書いてて泣けてきました。
あの方の活躍があまりにも可笑しくて。あまりにも人間の心を自由にしてくれるから。
やはり、このように、日の本に御座す八百万の神々は、きっとどの方も陽気で朗らかな神々であるはずなのです。搾取などまるで興味がなく、ただ、遊びたいのです。気分のままに。遊びたい。
我々はただ自分らの気分にもっと素直になって、そういう土着の神々を見つけたら、その方が進まれたい道を空けてさしあげて、その神が遊びたいように遊ばせ、一緒に遊び、共に楽しそうな方へと流れてゆく。その流れを見失わず、ついていかなきゃいかんような、もうそれしかないような、気が、今とてもするのです。
※本稿は、『だから僕らは出会わなければならないのです。』(発行:集英社インターナショナル、発売:集英社)の一部を再編集したものです。
『だから僕らは出会わなければならないのです。』(著:嬉野雅道/発行:集英社インターナショナル、発売:集英社)
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