休みは「回復するため」に使う

休みは、自分の回復力を高めるために使う必要があります。

「休みをとったのに、かえって疲れた」ということがあるのは、休んでいるつもりでも、自分の回復につながる過ごし方ができていない場合があるからです。必ずしも、何もせずに体を休めることだけが「休み」とは言えません。

先ほどお話ししたように、動的な休みと静的な休み、どちらも必要なのです。体だけでなく、気力や気持ちを回復させることも大切です。

そのためには、「五感を満たすこと」も役立ちます。

五感を満たすとは、好きなものを食べる、心地よい音楽を聴く、花を飾って目を楽しませる……など、それぞれの嗜好とも深く関わります。これらをただ何となく行うのではなく、「今日は自分の五感を満たそう」と意識して取り入れてみてください。

「本当はこれを食べたい」「少し眠りたい」「好きな音楽を聴きたい」と思っているのに、いつも「家族が先」「仕事が先」と我慢していると、自分が何をすれば心地よいのかさえ、わからなくなってしまいます。

だからこそ、休みの日には「自分は今、何をしたい?」と自分の感覚に耳を傾けてみましょう。静的な休みは体を整えるだけではなく、「自分はどうしたいのか」を考える時間にもなります。

邪魔されない空間や時間をどうつくるか。周りを気にせず、自分のために過ごせる時間をどう持つか。そこまで含めて、「自分は何のために休むのか」を考えてみるのです。休みの目的が見えてくると、過ごし方も選びやすくなります。